全国カラオケ事業者協会ホームページ
ホーム 協会概要 活動内容 カラオケ歴史年表 協会ニュース カラオケ白書 会員専用コンテンツ

JKAネット


48
特別講演セミナー 脳は若返る 〜元気な脳の育て方〜浜松医科大学名誉教授 高田 明和氏
   人間の脳細胞は年を取っても増えない。我々はそう教わってきましたが、今から10年ほど前、私達の両耳の奥に海馬と呼ぶ所があり、この脳細胞が70歳80歳をすぎても増えるということがわかりました。

 海馬はタツノオトシゴにそっくりなので、この様な字を書きます。今から50年ほど前、この海馬とテンカンという病気に関係があることがわかりました。1953年アメリカで28歳の青年が事故でコンクリートに激しく頭をぶつけて、テンカンになってしまいました。医師は言いました「あなたのテンカンは海馬に傷があるために起こっている。もし海馬を取れば、あなたのテンカンは治る。しかし我々は海馬を取った時、どんな事が起こるのかがわからない。どうしますか?」その青年は言いました「テンカンはとても苦しい。海馬を取って下さい」そして、世界最初の海馬摘出手術が行われました。結果は話も出来るし字も読める、少しもおかしい様には見えない。しかし彼は新しいことが全く覚えられなくなってしまいました。手術までの記憶は全部ある、しかし新しい事は覚えられない。そこで、我々には短期の記憶と長期の記憶の二つがあることがわかりました。その短期の記憶を長期の記憶に変換する工場が海馬だったのです。その海馬を取ってしまったので何一つ長期の記憶にならなかったのです。

 この海馬というものは年をとるととても衰えやすいのですが、海馬の細胞をもっと増やすにはどうすればいいか。それには三つあるんですね。ひとつは体を動かすという事、特に指を動かすのが良いのです。歩く事も非常に大事ですね。第二は引きこもらないということです。みんなで一緒に楽しいことをやるというのが良いのです。ですから、カラオケやダンスなんかも非常に良いと思います。みんなで一緒に何かするという事が脳細胞を増やしボケの防止になるわけです。第三は頭を使うという事ですけど、楽しく頭を使う事が非常に大事です。みんなと一緒に頭を使って何かをする、そういう時間をたくさんもつ習慣をつけておくことが脳細胞を増やすのに非常に良いわけです。

 ところがこのように一生懸命脳細胞を増やしても、急に脳細胞が減ってしまうことが有ります。それは強いショックなのです。我々は心を痛めるような強いストレスを受けることがあります。それがないように学習することが大事です。もう一つ脳細胞が死んでしまう病気がうつ病です。うつ病というのは物の考え方の病気なんです。歳をとった脳には老人斑という黒い斑点ができます。これは神経細胞の死骸なのですが、この老人斑が急速に増える病気がアルツハイマー病です。急速に増えるきっかけは何か。第一は頭の打撲です。第二は脳細胞が増えるようなことをしない。そして第三は強いストレスに対しての対処法を知らない。もう一つは物の考え方が歪められていてどうしてもこれじゃなきゃだめだという事に固執するということです。でもこれって、変えようと思えばできることじゃないですか?アルツハイマー病で遺伝的なものっていうのは3.4%しかありません。そうするとアルツハイマー病になるのも生活習慣病になるのも、どのように生きるかどのように考えるかで決まるというわけです。

 つまり病気になるのもならないのも自分次第で、お医者さんっていうのは手助けをするだけだということがわかります。脳を若返らせるかどうかというのは、私たちが日々どのように考えて、どのように生きるかによっていて、他人とは関係がないのです。

●高田 明和 プロフィール
1935(昭和10)年、静岡県清水市(現・静岡市清水区)生まれ。慶応大学医学部大学院修了。医学博士。現在、浜松医科大学名誉教授、昭和女子大学客員教授、アジアパシフィック血栓止血学会名誉理事長、(株)精糖工業会館顧問、「砂糖を科学する会」代表、(財)食肉消費センター委員会幹事。テレビ、ラジオ、全国での講演活動を通じて、心の健康に関する幅広い啓蒙活動に勤しむ。著書に『晴れないうつはないのです』(すばる社)、『脳の若さを保つ心のメカニズム』(角川文庫)、『魂をゆさぶる禅の名言』『心が奮い立つ禅の名言』(双葉社)他、多数。
 
 
前へ協会ニューストップへ次へ
1   2   3   4   5   6   7
 JKAネットロゴ 発行 全国カラオケ事業者協会 広報専門委員会
〒141-0021 東京都品川区上大崎2丁目24番11号
目黒西口マンション2号館503
TEL. 03-3495-5581 FAX. 03-3495-5644
▲ Page Top
Copyright © All-Japan Karaoke Industrialist Association