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入賞作品掲載
 

金賞 遠藤 俊也様(埼玉県さいたま市・43才)

 ブロードバンド時代のカラオケのキーワードは「ネットワーク」「双方向」「新業態」。それらを実際のサービスシーンを想定して解説しましょう。

【SCENE1】三世代で和気藹々
  フロントに予約番号を伝えると、ルームナンバーと暗証番号を渡された。子供達は待ちきれず、通路を走って部屋に飛び込んだ。「お父さん。おじいちゃんたちも、もうスタンバイしているよ」一足遅れて部屋に入ると、プラズマディスプレイには私の両親がソファでくつろいでいる姿が映っていた。実家は大阪にあり、毎年、正月ぐらいしか帰省できない。半年振りの対面だ。「じゃあ、ぼくから歌うよ。ポケモンのテーマ入れて」「おばあちゃん、ポテトとジュース頼んでいい?」子供達は大はしゃぎだ。はじめは何となく会社で使っているテレビ会議システムみたいで違和感があったが、皆が一曲づつ歌い終わる頃には、すっかり馴染んでいた。カメラアングルとディスプレイの配置が工夫されていて、ほぼ実物大の大きさでソファの向こう側に相手の上半身が映っているため、まるで同室しているような錯覚を覚える。時の経つのも忘れて3時間も盛り上ってしまった。両親も孫達の成長ぶりに驚きと喜びを隠し切れず、満足した様子だ。「また来月のぼくの誕生日にもやろうね」「じゃあ、おじいちゃん、お勘定はそちらで御願いします」「ご馳走様」ネットワークカラオケ加盟店間は送金システムで結ばれているので、まとめての支払いも可能なのだ。後日、父から電話がきた。正月に孫が来てくれるのもうれしいが、二日もすると疲れてしまう。ネットワークカラオケで3時間ぐらい遊ぶのが丁度いいと喜んでいた。

【SCENE2】遠距離恋愛のカップル
  「ねえ、次はデュエットにしようよ」今夜は彼女がやけに積極的だ。僕の転勤で、二人は東京と名古屋に離れ離れになって約一年経つ。毎月少なくとも一度はどちらかが相手を訪ねてデートを重ねてきたが、このネットワークカラオケが普及してからは、会えない週末もカラオケで愛を深めてきた。以前は携帯の写メールでやりとりしていたが、ネットワークカラオケのこの臨場感にはとてもかなわない。「そろそろクリスマスの計画立てなくちゃな」「それなら、ここでネット検索して決めようよ」そう、インターネット接続サービスを選ぶと、WEB画面をお互いのプラズマディスプレイに共有して確認しながら会話が続けられる。「じゃあ、シティホテル クリスマス 特典 で検索してみると…」「それより、ほら、このネットワークカラオケのHPでお薦めクリスマスメニューを選ぶと、提携しているシティホテルやレストランの割引サービスが受けられるんだよ」すっかり彼女のペースでクリスマスの計画がまとまった。「まだ時間があるし、ネットワークゲームやろうよ」巷で人気が広がっているネットワークゲームだが、ネットワークカラオケの店でもサービスが始まっている。自宅のPCやテレビより大画面で遊べるから、断然迫力が違う。カラオケ店の新業態として定着しつつある。彼女とペアを組んでの宇宙冒険旅行をバーチャルですっかり堪能した。今度のクリスマスには気合の入ったプレゼントを用意して、そろそろ決めにかかるか…そんな気持ちが芽生えた一日だった。

【SCENE3】職場の交流
  「行け、もうちょっと上がれ」「あ〜、72点だー」今夜は東京支店対大阪支店のカラオケ対決。お互いの支店のカラオケ猛者を選抜し、ネットワークカラオケの採点・集計機能を活用して合計点を競っている。会費は負けた支店持ちだから熱が入る。「今月は売上で負けてもうたから、カラオケだけは負けられへんでぇ」とジョッキを片手に大阪支店長。「いやいや、何たってうちのトリの久美ちゃんは音大声楽科卒の才媛だからねぇ。この勝負もらったね。ガハハハ…」と東京支店長。こうしたカラオケ交流をはじめて半年。テレビ会議の普及で、遠隔地どうしの懇親の機会が随分減っている中、支店間交流の切り札として大いに成果を上げている。「支店長、年末は全国の6支店を結んで勝ち抜きカラオケ忘年会なんてどうでしょう」「いいねぇ。キミ、それ是非企画してくれよ」ノリノリの夜は更けていくのだった。

 
 
 

銀賞 山藤 一雄様(島根県江津市・47才)

 「社会貢献機能付き夢カラオケ」
  最近、社会貢献への関心が高まっています。クレジットカードでは、環境保全活動で寄付できるカードがありますが、この仕組みをブロードバンドカラオケに応用して、簡単に社会に貢献する寄付行為ができれば嬉しいと思います。
  2つのタイプがあり、通常タイプはブロードバンドカラオケ使用1回毎に一定額(例えば10円)を利用者が選んだ環境・福祉関係のNPOへ寄付するもの。ブロードバンドカラオケ会社も、社会貢献活動として利用者分と同額の寄付をします。 緊急タイプは、災害発生時に緊急の寄付を著作権者の理解を得て、1回使用毎に一定額加算されるようにし、曲の最後、アーティストや俳優らが「寄付をありがとう」の映像メッセージが入ります。

 
 
 

銀賞 井上 英二様(東京都練馬区・41才)

(1)ベルリンフィルのようなフルオーケストラから赤提灯の流しのギターまで、そのときの気分によって自由に選べる伴奏。
(2)満員の日本武道館や披露宴会場、場末のスナックなどの様々な舞台、さらに曲紹介の司会者(玉置宏さんや徳光さんなど)も自由に選べ、自分だけのワンマンショーをカラオケで作ることができる。
(3)通信機能を利用し、遠距離の人とも気軽にデュエット。
(4)自分の作ったカラオケワンマンショーをDVD録画、CD録音。上手く歌えたあの瞬間を何度でも。などなど。これらをボタン一つで選択して、自分だけのオリジナルカラオケができたら、とても楽しいと思います。

 
 
 

銅賞 小谷 和也様(京都府京都市・23才)

 好きなアーティストの歌っている音程と一緒に自分の音程も画面に表示できたら、もっと練習できて、アーティストになりきってうまく歌えると思う。どうすればもっとうまくなるか、特に音程が外れていた部分を後でリピートして練習できる機能があれば、一人で練習したいというニーズを満たすことができる。現在、採点機能付きのカラオケは当り前だ。なぜ点数が悪かったのか、そんなアドバイスがもらえるカラオケがあれば、世の中の音痴が減り、平和な世の中になると思う。

 
 
 

銅賞 久古谷 卓治様(東京都杉並区・31才)

 私が考える夢のカラオケは、「曲情報のアウトプット」です。
  カラオケやスナックに行ったとき、いい曲だから覚えておきたいと思うことがあります。しかし、歌っている最中は話をしたり曲を探したりと、とても覚えておく余裕がありません。そこで、曲が流れている時に携帯電話に曲情報が転送される仕組みを作ってはどうでしょう。あるいは、携帯電話への転送は無理でも、ボーリングのゲーム後にもらえるスコア票のように、歌った曲一覧のアウトプットを会計時に渡すのはよいサービスだと思います。

 
 
 

銅賞 小川 隆志様(鹿児島県肝属郡・44才)

私の考える夢のカラオケは、「音痴矯正モード」付カラオケです。
  どんな音痴の人でも歌手並みの歌唱力に矯正してくれて、自分の声で歌手が歌っているような感覚にしてくれるものです。これなら音痴で歌うのが苦手な人もカラオケのとりこになり、全世界の誰もがカラオケファンになっちゃうでしょう。歌の上手い人と、音痴の人とのデュエットも気軽にできて、素晴らしいと思います。逆に歌の上手い人を音痴にしてしまう「音痴にしちゃうモード」があっても楽しそうですね。

 
 
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